兵庫県青年洋上大学同窓会は、兵庫県青年洋上大学生・近畿青年洋上大学生・勤労青年洋上大学生の事後活動展開の場として昭和47年5月28日に発足しました。
平成19年に35周年を迎え会員も10,000余名となった。
洋上大学同窓会は38年の歴史の中で培った「こころ」と「なかま」をテーマに地域事業やキャンプ、ふれあい事業を展開中です。
航 跡
昭和46年9月7日、23日間にわたる思索と創造の中で、「自分」をみつめ、人生を節づけるための旅が始まった。
出港の時の高ぶりがおさまると、開学式での清水和雄君の学生宣誓が耳奥によみがえる。
「・・・信愛と友情を高め、青年同士の心のつながりを深め、フロンティア精神にのっとった協同性豊かな人間性を築き上げ、さらに訪問諸国の青年と語り合い、親善を深め・・・」。
一夜明けて8日は、すでに外洋。午前7時、洋大のシンボル「県旗」を掲げての朝のつどい。
いよいよ本格的な船内活動がスタートした。
10日、太平洋西部海域に達すると、先の戦争で散華した英霊の慰霊祭がしめやかに行われた。
12日、最初の寄港地マニラに入港。市内の見学に向かう。
街角で交わされるVサインが平和と愛の印だと解ると、学生はバスから身を乗り出さんばかりにさっそく道行く人たちと交歓する。
午後、船にマニラ青年を招き、言葉の足りないところは身ぶりで補って語り合った。
14日、ボートデッキで8組がクラス祭りを開く。これがお祭りの始まりとなった。
17日、シンガポール入港。ガーデンシティ・シンガポールの見学バスツアー。
翌18日、スポーツ交歓会で5種目の熱戦を繰り広げたが、勝ち星は柔道だけだった。
20日、洋大祭り。赤道を目前に反転した無念さを晴らすかのように、終日賑わう。
25日、キールン入港、台風16号のツメあとがなまなましく、学生達が災害見舞いのカンパを行う。寄せられた9万8千余円(邦貨換算)を翌26日の交歓会で贈る。
29日、神戸港に着く。コーベが寄港地に見えた。
そして、閉学式。友安加代子さんが学生謝辞を述べる。「・・・たとえ一人一人の力は小さくとも、兵庫県のあちらこちらに散った私達401名が、ここで学んだ、"こころ"を土台として何処かで手をつなぎあって、大きな輪を作り、やがてそれを日本中に広げ・・・」。
長旅は終わった。しかし旅の終わりがすべての終わりではないことを、学生も、出迎えの人も知っていた。
「一粒の麦」たちが持ち帰ったおみやげが、かばんの中にだけあるのではないことも。
所在地:〒650-0011
兵庫県神戸市中央区下山手通4−16−3 兵庫県民会館内7階
連絡先:078−891−7419 FAX:078−891−7419
MAIL: info@hyogo-yodai.net
本会は、兵庫県青年洋上大学、近畿青年洋上大学、勤労青年洋上大学の参加者(以下会員という)が、国内外派遣の経験をもとに国際理解を深め、国際親善に寄与すると共に会員相互の研修を行い、連絡提携により親和を保つことにより地域指導者としての立場と使命感を自覚して、心豊かな社会の実現に貢献することを目的といたします。
兵庫県青年洋上大学同窓会は、目的達成のため次の事業を行います。
1.海外青年との親善交流
2.地域社会及び職域の青少年活動の指導育成
3.会員相互の研修と親睦
4.会員へ情報提供や名簿の維持管理
5.その他、本会の目的達成のための活動
兵庫県民会館内に本部事務局と兵庫県下、7地区(神戸、阪神、但馬、丹波、淡路、西播磨、東播磨)に地区事務局を設置して会の運営に当たります。
本会に、次の役員を置き運営を実行いたします。
1.会長
2.副会長
3.事務局長
4.会計長
5.地区代表者
6.監事
本会は、兵庫県青年洋上大学、近畿青年洋上大学、勤労青年洋上大学、及び青年洋上大学参加者により構成し、会費を納めることにより会員となります。
会費について
洋上大学同窓会発足以来、全ての洋上大学生が会員となっています。
事後活動展開の場と会員サービスプログラムの運営に使用されています。
■新規青年洋上大学生 5,000円 会費 新規会員(例:2011年4月から2013年3月迄)
1.会員登録 2.2年間の同窓会活動費(情報提供含む)
事業費内訳 1.国際交流・協力活動 2.青少年活動 3.社会福祉活動
■2年後[2年周期] 2,000円 会費活動費 (例 2013年4月から2015年3月迄)
1.2年間の同窓会活動費(情報提供含む)